文化活動の現場を、少しでも皆さんに身近に感じていただけたらと思い、ご紹介します。

 第4回 訪問リポート  (野口正弘さんの工房) (2010.09.30)

今回で4回目のアトリエ紹介です。
今回は野口正弘さんのアトリエにお邪魔しました。
お伺いして、まず一番に目に飛び込んで来たのが…

窯  ご自身で作られたという窯です!!
 野口さんが陶芸を学ばれたのは、アトリエ紹介第一回で協力いただきました藪さんです。ですから窯も雰囲気が似ていますね。

野口さんは以前、藪さんのアトリエ紹介で紹介した「楽焼」の他に「本焼」も行っております。
楽焼は数分毎に出し入れするのに対して、本焼は一度窯に入れたら8時間焼いて作るとの事です。

こちらが轆轤(ろくろ)です。

電動轆轤(ろくろ)
本焼きは電動轆轤など早く回る
轆轤を使い、薄く作ります。

手動轆轤(ろくろ)
楽焼は手動轆轤を使い手ごねで
作ります。

作品も見せて頂きました。

まずは茶碗です。

茶碗1茶碗2茶碗3

続いて花瓶も見せて頂きました。

花瓶1花瓶2花瓶3

野口さんは趣味で作っているアマチュアだからと謙遜されていましたが、すごい存在感のある作品ばかりでした。

やはり茶碗といえば、お茶を飲むために奈良時代・平安時代頃に伝来したと言われていますので、
やはり最後は…

抹茶と御菓子

 3杯も頂いてしまいました。
お茶を入れるために陶芸をしていると言われる野口さんの抹茶は、大人の渋さがありました。

ご本人画像

野口さん曰く、
「人に見てもらって初めて良さがわかる」
と言われており、自分だけで作っていても成長しない。だから合同展、個展に積極的に出展されておられるとの事です。
今後が楽しみですね。
今日は、ありがとうございました。

 



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