第13回 訪問リポート (小谷和上さんのアトリエ) (2011.01.20)
倉吉三大仏師特集の最後を飾るのは、仏師の小谷和上さんです。
小谷さんは仏師として仏様を作る他に、建築の彫刻も行っているそうです。
まずは工房をご覧下さい。
部屋の中に大きなハシゴがあり用途を尋ねますと、個展で使う為に作られたとの事です。
【展示風景】
和上さんは個展には強い拘りを持たれていて、展示する際はイメージで展示されるそうです。また空間を作品の一部として考えるそうです。
去年1月に開催された「座・BENCH」の模様をご覧下さい。
名前の通りベンチの作品展だそうです。奇抜で楽しい気分になる個展ですね。
少しだけご紹介いたします。
音符は音楽になっている 遊び心のある作品です。
和のテイストで粋な作品ですね。
この他の作品はWebギャラリーでご紹介させていただきます。是非、ご覧ください。
また、倉吉の仏師3人で行われた三仏師展では和上さんの拘りがよく出ています。
他の仏師の方が多くの作品を出す一方、和上さんは空間を使って大きく展示するため、一点の出品だったそうです。
また閻魔様で地獄を、船を使って三途の川をイメージされたとの事です。
展示会中は実演され、来られた方を楽しませておられたそうです。
また、来年の2012年がご自身の厄年だそうで、辰年ということもあり「THE・DRAGON」という個展を開催されます。
特別に出来たばかりの作品を見せて頂きました。
来年に向けて龍の作品を制作中との事ですので、楽しみにしておきましょう。
和上さんの作品はとても独創的で、見ていて心が弾みました。
是非一度、個展で体感してみましょう。
和上さん、本日はありがとうございました。
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