文化活動の現場を、少しでも皆さんに身近に感じていただけたらと思い、ご紹介します。

 第18回 訪問リポート
(山本浩彩さんと佳靖さんのアトリエ) (2011.04.29)



 今回は、『国造焼窯元』山本浩彩さんのアトリエ(工房)にお邪魔しました。
 倉吉市不入岡にあり、倉吉市から旧大栄町に抜ける県道23号線沿いの右看板が目印です。

 国造焼は浩彩さんが3代目で昭和50年頃に創始したそうです。名前の由来は、倉吉市不入岡の近くには伯耆のみやつこを奉った大将塚があり、「こくぞうさん」と呼び親しまれていたことから名付けられたそうです。





 浩彩さんの作品の特徴は、茜色の綺麗なグラデーションです。釉薬を使用せずに数種類の土を混ぜたり、化粧かけを施したりして作陶されるようです。詳しくはもちろん企業秘密です。
 展覧会にも多く出品されています。日本伝統工芸展は第31回から出品し昨年が第57回。第31回に初入選し出品27回中入選22回されています。
工房画像01

作品01


アトリエとギャラリーをご紹介します。

ギャラリー
ギャラリー
アトリエ(工房)
アトリエ(工房)
 

 まずはギャラリーを紹介します。
ギャラリー01 ギャラリー02 ギャラリー03
 ギャラリーでは作品の販売も行っています。
 なんと、2Fにも展示場があるんです!
ギャラリー04 ギャラリー05 ギャラリー06
 広いスペースに大小様々の作品が展示してあります。素敵な作品がたくさん見れます、是非一度足を運んでください。


 続いてアトリエを紹介します。
アトリエ01 アトリエ02 アトリエ03
 轆轤(ろくろ)が並んでおり、広いアトリエでした。


 作陶風景を実践していただきました。
作陶風景01 作陶風景02 作陶風景03
 浩彩さんではなく国造焼4代目佳靖さんに実践していただきました。見る見るうちに形になっていき興味深く見させて頂きました。


 佳靖さんは2001年より陶芸を始められ、父浩彩さんと共に国造焼の伝統を守っています。
 小さい頃からから当たり前の様に陶芸が身近にあり、自分の代で終わらせる訳にはいかないと後を継がれました。今は父親とまったく違う作品を作り、浩彩さんも「今ではライバル」と言われていたのが心に残りました。
 浩彩さんの娘の花野子さんも陶芸をされており、今後も国造焼の3名のさらなる活躍が楽しみですね。


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