文化活動の現場を、少しでも皆さんに身近に感じていただけたらと思い、ご紹介します。

 第23回 訪問リポート
(但見石花菜さんのアトリエ) (2011.06.24)


 今回は立体作品を得意とされる但見石花菜さんのアトリエにお邪魔しました。但見さんは50年以上板金屋を営まれておられ仕事を辞めた10年前より本格的に活動されておられるそうです。作品にも板金屋で培った技術も随所に織り込まれているので興味深く見させていただきました。

打吹天女


 玄関でまず目に入るのは大きな立体的な絵です。こちらは銅版を打って作成され、打吹天女が描かれています。平成9年に製作し県展に出品したそうです。



 続いてアトリエを見せていただきました。
アトリエ アトリエ  広いアトリエですが、作品の数も相当ありました。

一番 目を引いたのはこの作品でした。
ブッタ


 題名はブッタということです。リアルで存在感抜群です。



神話


 左の作品の題名は「神話」です。今年の新協展に出して、ちょうど訪問した日に帰って来た作品です。



八咫烏


 神話で有名な八咫烏(やたがらす)です。



制作途中の作品


 六波羅蜜時に安置されている空也上人立像を意識して作られたそうです。



 陶芸もされるそうです。
朝鮮の写し俵壷  1983年に初めて作られた作品で
朝鮮の写し俵壷だそうです。
ドイツ徳利 左がドイツ徳利です。
右は李朝の瑠璃壷だそうです。
李朝の瑠璃壷
 個展も定期的に行っておられ、2010年には立体作品が中心の「手わやく展」。2011年には書や絵などの「筆わやく展」を開催されました。右の作品は「筆わやく展」の出品作品です。
作品
縄文土器  左図は縄文土器などの展覧会の作品だそうです。
 但見さんは様々な事に挑戦されており毎回違う楽しみを
 提供してくれます。
但見さんと作品
「写しから脱却してわけのわからない所まで行き着けばおもしろい」とお話ししている但見さんの顔は楽しそうでこれからも僕たちの想像もつかない作品を送り出してくれることでしょう。
 但見さん、本日はありがとうございました。


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