文化活動の現場を、少しでも皆さんに身近に感じていただけたらと思い、ご紹介します。

 第24回 訪問リポート
(古市義二さんのアトリエ) (2011.07.26)


 今回は二紀会の会員でもあります彫刻家「古市義二さん」の工房にお邪魔しました。
 古市さんの作品は県展、市展などで見ていてすごく存在感のある印象でした。今回は彫刻の事、二紀会の事などいろいろお話を伺いました。

 古市さんは小さな頃より絵を描くのが好きで商船学校を出て、船に乗っている時も船内で描かれておられました。
 ですが、彫刻の方が自分を表現できると思い次第に変わっていかれたそうです。京都に6年間いたときに原始美術(洞窟絵画、岩陰彫刻、獣の骨に刻まれた線画など)を学び、それが今の作風に生かされているとのことです。
本人と作品
作品  彫刻には鉄・石・木材などを使用します。
 左図はクスノキを使って作られています。木材では、ケヤキ・タブノキ・カヤの木・イチイの木などを使われます。ケヤキは硬くて艶があり、クスノキは彫りやすいが光沢がないなどそれぞれ特徴があり、作品によって使い分けるそうです。
作品  彫る前に粘土でイメージを形にするか、各方位からのデッサンをしてイメージを固めるか、いずれかの方法をとられます。意外にもデッサンの方が時間が掛かるそうです。
 また、古市さんは2009年より二紀会の同人から会員になられました。二紀会は600人ぐらいの組織で若い人も多く勢いがあります。二紀会では毎年二紀展を開催しており、右図は2010年の出品作品です。
 二紀会ホームページはこちら
作品

 伺った時は製作期間ではなかったのですが、8月に大きな作品を作り始められるそうなので製作風景は後日掲載いたします。



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