今回は、写真作家の秦野のぼるさんのお宅にお邪魔しました。倉吉市勤労青少年ホームでも2010年と2011年に2回ギャラリーを開催していただいております。詳しくはこちら。
アトリエとして使われている部屋には御自身の作品が多く飾ってあり、写真加工や制作に使うためのパソコンやプリンターがありました。
秦野さんは現在74歳で写真を始めて17年になるそうです。
昔から写真が好きで昭和35年に初めてカメラを買われたそうです。
当初は家族写真を撮ることがメインでしたが、他の物も撮ってみたいと思い、NHK文化教室の「やさしい写真教室」に通い始めたそうです。そこで秦野さんの写真に大きな影響を与えた三村節夫さんに出会われました。その頃は毎週三村さん宅に通われて勉強していたそうです。そこで誰でも綺麗に撮れるものは被写体に選ぶな、「色香に迷うな」と教わったそうです。
ある頃から写真を撮って現像するだけでは物足りなく感じるようになり、平成18年から写真を加工するようになったそうです。パソコンの画像編集ソフトを使って加工されます。
加工を始められて最初の個展の作品がこちらです。
この頃の作品は全て左右対称だったそうです。個展に来た方々から左右対称の作品ばかりだと飽きると言われ、更なる試行錯誤が始まったとの事です。
その頃に、秦野さんは面白い作品の見せ方をされています。
写真だけでは無く、他の文化作品とのコラボレーションをするという見せ方です。
秦野さんの個展に来られた姪御さんに、「作品を見てその作品に合った書を書けるか?」と問いかけたところ、その姪御さんは出来ると即答されたそうです。これにより、書と写真による「二人展」の開催が実現することになりました。
ちなみに、その姪御さんは長年書道を嗜んでこられていたのだそうです。
その二人展で展示された作品をご紹介します。
第1回 中井那美(書)との2人展 平成19年
第2回 中井那美(書)との2人展 平成21年
この場では紹介しきれませんのでWEBギャラリー「二人展作品」をご覧下さい。
そして、第3回目を平成24年3月に百花堂(倉吉店)にて予定されていて、現在、その作品を制作中とのことです。第2回から約3年の月日を経て、どのように作品が変化しているのか、とても楽しみです。
また、秦野さんが試行錯誤の末、制作された作品をこちらのWEBギャラリー「秦野のぼる 写真作品」にてご紹介しています。そしてなんと、最後の作品は未発表の最新作です。ぜひ、お楽しみ下さい!!
カメラ、作品など沢山見させていただきました。本日はありがとうございました。