文化活動の現場を、少しでも皆さんに身近に感じていただけたらと思い、ご紹介します。

 第39回 訪問リポート
(小原雅也のアトリエ) (2012.3.30)

 今回のアトリエ紹介は「倉吉八幡窯」小原雅也さんです。
 陶芸は民芸品で日用使い出来るものが多いですが、小原さんの陶芸は芸術的な作品が多くあります。

 小原さんは車のデザイナーを目指して芸術の道に進まれたそうです。大学は立体造形を専攻され、その時に陶芸の講師、八木明さんに出会い陶芸の道に進もうと考えられたそうです。
 その後、辻晋堂さんの作品に感銘を受け今のスタイルになられたそうです。
作品

 小原さんに粘土をこねる作業を見せていただきました。

こねる作業 こねる作業 こねる作業
失敗例
<失敗例>



成功

粘土をこねる作業も簡単ではないそうです。うどんはこねればその分コシが出て美味しくなるが、粘土は違い乾燥して使えなくなってしまうそうです。乾燥してしまった粘土は粘りが出るまで寝かすそうです。

ろくろ
小原さんの使用される轆轤

ろくろで作成した作品
轆轤を使った作品
手びねりで作成した作品
手びねりで制作された作品

  その粘土を、轆轤か手びねりで制作するそうです。小原さんの作品は9:1で手びねりが多いそうです。一点ものにこだわり、自分の納得いく作品が出来るようストイックに取り組んでおられます。

ご本人  冒頭でも少し触れましたが小原さんは、車のデザインをするのが夢だと言われておりました。一台でいいからスポーツカーのデザインがしたいと楽しそうにお話しされていました。きっと陶芸の作品のように斬新でかっこいいスポーツカーをデザインされる事でしょう。

 本日は、ありがとうございました。


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