辺見康孝ヴァイオリン・コンサート
2005年6月9日(木)プレゼンター:ますだ耳鼻いんこう科医院
ピアノ:代 香織
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30 700円
【プログラム】
[第1部]
@ヴァイオリン・ソナタ(ドビュッシー作曲)
Aタイスの瞑想曲(マスネ作曲)
B愛のあいさつ(エルガー作曲)
Cノクターン(ショパン作曲/ミルシュタイン編)
D華麗なポロネーズ第1番(ヴィェニアフスキー作曲)
[第2部]
@ヴァイオリン・ソナタより第二楽章「ブルース」(ラベル作曲)
A「ボギーとベス」より「そんな事どーでもよくねー?」(ガーシュイン)
B星に願いを(ハーライン作曲)
C魅惑のワルツ(マルケッティ作曲)
Dリベルタンゴ(ピアソラ作曲)
Eラ・クンパルシータ(マトス作曲)
Fチャルダッシュ(モンティ作曲)
【プロフィール】辺見康孝
島根大学教育学部特音課程卒業、同大学院修了。ヴァイオリンを竹内文子、西上史子、知念辰朗、漆原朝子の各氏に師事。現代音楽の奏法をI.アルティッティ氏より学ぶ。2001年よりChamp d’Action(ベルギー)の正ヴァイオリニストに迎えられ、このアンサンブルで演奏活動を行う一方、各地でソロ・リサイタルも行ってきた。これまでに、メルボルン国際芸術祭(オーストラリア)、ブリスベン・バイエーニアル音楽祭(オーストラリア)、アルス・ムジカ(ベルギー)、フランダース音楽祭(ベルギー)、ベルフォール音楽祭(フランス)等の国際音楽祭に招待されている。2003年、Champ d’Actionを退団し帰国。現在、スフィア音楽事務所、辺見ヴァイオリン教室を開設。又、現代音楽アンサンブル『ネクスト・マッシュルーム・プロモーション(大阪)』に在籍しながら、日本はもとより世界各地で演奏活動を続けている。ベルギーのメガ・ディスク社よりソロCDがリリースされている。
【プロフィール】代 香織
島根大学教育学部特音課程卒業。ピアノを曽田範子、島畑 斉の各氏に師事。全日本演奏家協会オーディション合格。松江プラバホールにてソロ・リサイタル開催。プラバ少年少女合唱隊ピアニスト。
〜ご案内〜
辺見康孝氏を初めて知ったのは、ずいぶん昔の事のように思っています。多分、山陰フィルやミンクスに学生時代から参加し、また、アザレア弦楽四重奏団のメンバーとして、再三倉吉での演奏活動があったからでしょうか。とても器用で、ヴァイオリンを弾いたりビオラを弾いたりしながら様々なアンサンブルに参加し、プレイヤーとして重宝される、優れた才能の持ち主であったのです。大学卒業後、ベルギーに留学したとの噂を聞いていましたが、その後の消息は知らなかったのです。昨年の夏、静岡市のAOI音楽館にストラビンスキーを聴きに行った折り、プログラムに挿入されたチラシに見覚えのある顔を見つけました。それが辺見氏であったのです。早速、あちこちに問い合わせると、松江に帰って演奏活動をされていることを知り、昨秋の「山陰の名手たちコンサート」や「カウベルホール・リサイタル・シリーズ」に登場していただき、その後の充実ぶりを目の当たりにする事になった訳です。
既にプロフェッショナルとして活動されている辺見氏は、申し分ないテクニックと音楽性を身につけられ、全国各地でコンサートを続けておられます。今回のコンサートは、ヴァイオリンのアンコール・ピースとも言える小品の名曲を、辺見氏の甘美な音色と絶妙な語り口によって楽しんでいただけると思います。まさに、音楽が恋する心の食べ物として、私たちに絶品のご馳走となるでしょう。