アザレア弦楽四重奏団演奏会
2005年6月11日(土)プレゼンター:グループKIA
1st Vn伊藤 明 2ndVn河合賢治 Va高田明日香 Vc時本野歩
会場:倉吉博物館
午後7:30 700円
【プログラム】
[第一部]@小組曲から「小舟にて」(ドビュッシー作曲)
A弦楽四重奏曲 第75番 ト長調作品76−1(ハイドン作曲)
[第二部]@弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調作品18−4(ベートーヴェン作曲)
【プロフィール】アザレア弦楽四重奏団
1988年結成。松江を中心に各地でのコンサート・イベント・ウェディングなど通算約600ステージの演奏活動を展開する、山陰随一の弦楽四重奏団。1991年からアザレアのまち音楽祭に出演(15回目)。1991年全国育樹祭で皇太子殿下ご臨席のもとで演奏して称賛を博す。1995年ねんりんピック開会式出演。2002年日英グリーン同盟植樹式で記念演奏。2005年島根県立美術館「名曲で飾るロビーコンサート」出演。クラシックから映画音楽・ポップス全般、歌謡曲や日本のメロディまで幅広いレパートリーを縦横に組み合わせた楽しい選曲、そして4人という自由気軽なアンサンブルのスタイルがリスナーから支持されている。
〜ご案内〜
アザレア弦楽四重奏団は、今や音楽祭の顔として、そのスタンスが地元化しています。ですから、倉吉在住の集団だと勘違いしておられる方も多いと思います。この弦楽四重奏団のメンバーは、松江市を中心として集まったものです。この団体を主宰する伊藤明氏は、松江市役所勤務のお役人さんです。生活のための職業選択が、人生の全てだと思われる今日でも、「カモメのジョナサン」のように「飛ぶことの意味」を考える芸術家は、存在するのです。伊藤さんもそのお一人であり、美しい人間の生き方を、音楽を通して追究される芸術家なのです。
今年のプログラムは、メインにベートーヴェンの4番を据えて、じっくりと弦楽四重奏の魅力を味わっていただけます。倉吉博物館のロビー・コンサートとして定着していますが、それには訳があります。この玄関ホールの豊かな響きの中で聴く、音楽の豊穣とその熟成が、聴衆を未知の空間にトリップさせる力を持っているからなのです。クラシカル音楽の中で最も地味だといわれる弦楽四重奏が、毎回、満席となるほど人気があるのは、音楽を聴くという創造活動が聴衆の皆様に、何かを促し始めているからだと感じています。今年もまた、どうぞ楽興と時をお楽しみ下さい。