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アザレアのまち音楽祭2005





アザレアのまち音楽祭 2005 公演記録


倉吉リコーダー・コンソート演奏会


2005年6月12日(日)プレゼンター:桑名歯科医院

指揮/山本喜三・齋藤奈緒美
ピアノ・倉垣留雅

会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後2:00        無料


【プログラム】
[第一部]

     @童謡唱歌接続曲/山本喜三編曲
      我は海の子(文部省唱歌)
      夏の思い出(中田喜直作曲)
      たなばたさま(下総皖一作曲)
      虫の声(文部省唱歌)
     Aロマンス(スペイン民謡/山本喜三編曲)
     B酉の歌(山本喜三編曲)
      「小鳥ならば」(ドイツ民謡)
      「コンドルは飛んで行く」(ミチベルグとロブレス作曲)
     Cシンコペイティッド・クロック
       (L.アンダーソン作曲/山本喜三編曲)
     Dリコーダーとパーカッションのための「さいとりさし」
       (山本喜三作曲)
     E浜辺の歌(成田為三作曲/山本喜三編曲)

[第二部]

     @「白鳥の湖」より(チャイコフスキー作曲/山本喜三編曲)
       情景/四羽の白鳥の踊り
     Aシンプルサンバ(ブライアン・ボンサー作曲/山本喜三編曲)
     B牧場の笛(カール・オルフ作曲)
     C笛とリズム(カール・オルフ作曲)
     Dビゼーのメヌエット(ビゼー作曲)
     Eアザレアの歌(山下清三作詞/山本喜三作曲)


【出演メンバー】
倉吉リコーダー・コンソート

池田明美、入江明代、入江文子、入江啓太、入江悟司、入江友子、入江隆介、大村新世界、尾坂美津子、川本幸仁、倉恒留雅、黒川和子、小谷優希、齋藤奈緒美、鈴木聖子、鈴木茉衣子、津村悦子、仲倉菜都美、中嶋絵美、中嶋灯奈、野谷美恵子、林るみ子、松本澄子、森本理紗子、安岡香里、矢田遙、山増美里、山本喜三


〜ご案内〜
 倉吉リコーダー・コンソートは、日本でも指折りのアマチュア合奏団です。かつて学校音楽の中心楽器がハーモニカであった時代に、カール・オルフの教育システムが日本に紹介されましたが、いち早くそれに飛びつき、音楽教育現場に持ち込んだのが山本喜三先生なのです。オルフ・シューレの基本的な考え方の中に、作音楽器を子供たちに与え、自分の耳で音程を作っていくことやハーモニーを感じ取る感性の育成があります。その教育楽器として選ばれたのが、リコーダーだったのです。リコーダーは、吹き込む息の量で音程が違ってしまいます。常に、自分の耳で音程を感じながら演奏しなくては音楽にならない難しさがあります。その感性の育成をこどもの時代に身につけさせてしまおうとするのがオルフの教育システムなのです。
 しかし、オルフの作ったメソードをそのまま学ぶのでは、ドイツの子供たちには最適であっても、まるで文化の違う日本では、意義を失います。そして、オルフがドイツの民謡に取材したように、山本先生は日本の伝統音楽に素材を求め、出来上がった「リコーダーとパーカッションのための曲」が、絶賛されるに至るのです。
 今回は、昨年に引き続き、リコーダーとパーカッションのための「さいとりさし」が演奏されます。専門家の間では、その独特な節回しを「喜三節」と呼んでいますが、最も独創的な音楽であり、オルフの意味を正しく理解した日本版オルフだとして国際的に評価されています。かつては、武満徹の主宰した現代音楽祭(東京・草月会館於)で演奏されるなど注目されたものです。オリジナル編成の演奏は叶わぬものの、その神髄は楽しんでいただけるものと思います。
 今回のコンサートは、よく知られたなじみ深い曲を、リコーダーの様々なアンサンブルで楽しんでいただくプログラムになっています。どうぞお楽しみ下さい。



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