小椋順二ホルン・コンサート
2005年6月14日(木)プレゼンター:中井脩椛q吉店
ピアノ:林 典子
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30 700円
【プログラム】
[第一部]@森にて(ボザ作曲)
A厳粛な歌(ニールセン作曲)
Bピアノとホルンのためのソナタ作品17(ベートーヴェン作曲)
[第二部]@6つの小品より X、Y(グノー作曲)
Aピアノとホルンのためのソナタ作品178(ラインベルガー作曲)
【プロフィール】小椋順二
倉吉市出身。1996年、大阪音楽大学卒業。大阪シンフォニカー交響楽団を経て、1997年ドイツ国立アーヘン音楽大学入学。在学中、アーヘン室内オーケストラ、ユンゲドイツフィルハーモニーに在籍。2000年、卒業と同時に帰国し仙台フィルハーモニー管弦楽団に入団。2001年より、京都市交響楽団に在籍。ホルンを三宅知次、D.ブライアント、R.アルメイダ、H.ツィーグラーの各氏に師事。ラ・ビッシュ・アンサンブル、シンフォニア・ホルニステンのメンバー。
【プロフィール】林 典子
神戸女学院大学音楽学部卒業、同専攻科修了。1998年渡独し、ヴュルツブルグ国立音楽大学大学院にてコンサートディプロムを取得。その後、同大学にて伴奏要員を務める。現ベルリンフィル主席コントラバス奏者シェハタ・ナビール氏の伴奏者として国際コンクールニ数多く同行し、優勝。日本に於いては1999年、神戸で初リサイタルを開催。NHKFM「名曲リサイタル」に出演。これまで前中明子、ボリス・ベクテレフ、ミヒャエル・シュリーターの各氏に師事。神戸音楽家協会会員。
〜ご案内〜
近年、倉吉市を中心とする中部地区出身の音楽家の輩出には、目を見張るものがあります。弦楽器はもとより管楽器奏者の輩出は、ひとえに学校教育現場での吹奏楽指導の賜物であり、大きなめぐみが循環しているように思えて頼もしく思っています。そんな中でも最右翼として活躍しておられるのが、ホルンの小椋氏です。未来中心が開館した2001年のアザレアのまち音楽祭に出演していただいた時の、目が覚めるような美しい音色と、柔らかな肌に包まれる子どもの安堵感に似たやすらぎのメロディーに、すっかり魅了されたものです。ホルンの演奏法の難しさは、誰でも知っている事ですが、小椋さんのホルンは、まったく自然に、なんのてらいも、意気込みも感じさせず、それでいて芯のあるふくよかな音楽を創り出す天才なのです。これは、努力で何とかなったり、長い研鑚で培われると言うより、生まれつきの才能のように感じさせるのです。何故なら、努力の痕跡や研鑚の辛苦を全く表面に出さないからなのです。プロフェッショナルとして、素晴らしい素質と才能に恵まれた本物の音楽を、私たちに届けていただけるものと期待しています。