笑歌村塾コンサート
プレゼンター:トミヤ楽器
2006年6月7日(水)
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30 700円
出演/石川達之
プログラム
「疑問」「なかよし音頭」「校庭」「里帰り」その他
【プロフィール】
石川達之(いしかわ たつゆき)
2000年に「ハワイ笑歌村塾」を結成。翌年自主制作CD「こばしま」をリリース。同年に解散し、その後はソロになりライブでは方言ギャグソングを中心に歌い、また、歌をまじえた講演も行っている。現在までに計4枚のCDをリリース。民放ラジオ局にレギュラー出演している。
【ご紹介】
アザレアのまち音楽祭は地元在住のクラシック音楽家を招聘するのが、コンセプトであります。今回、地元で人気の高いポップス音楽の石川達之さんをお招きしたのには訳があります。それは、音楽のジャンルでとやかく言うよりも、音楽自体のレベルの高さ、そして演奏水準が十分に担保され、その音楽が大変魅力的であったからなのです。
ずいぶん前の事になりますが、楽器屋さんの店頭で妙な名前のCDを見つけました。そのCDは「こばしま」と表題がつき、演奏者は「ハワイ笑歌村塾」と記されていたのです。中部在住者なら「ああ!」と分かる言葉ですが、今の若い方たちには既に死語だと思います。店員さんに「とっても面白い!」と勧められるまま買い求め、早速聴いて腹を抱えて笑ってしまったのです。腹を抱えるには理由があります。倉吉弁が見事に揶揄され、パロディーの質が良いのです。上品なんです。全くの嫌味を、全く感じさせずに笑い飛ばす爽快さがたまらないのです。それにしても、演奏力と言うか、音楽作りが音楽的であり、ずいぶんとレベルが高いのです。ビートルズ世代の私には、コード進行の革新的な響や、クラシック音楽で禁止されたカデンツ崩しで得られた新しいメロディが欲しい気もしますが、ポップス音楽の楽しみには不要かもしれません。CDジャケットを見ていて懐かしい名前を見つけました。「田桑一郎君」です。彼は赤碕中学校時代の生徒であり、高校を出てから東京に出て、プロの音楽家になっていたと思っていました。その彼が、プロデュースしているのなら、このCDが素晴らしいのは当然だと妙に納得したのです。
その後、各地で「ハワイ笑歌村塾」のコンサートが行われている事を知る事になりましたが、その人気と実力は留まるところを知らないようです。これまでに幾枚ものCDをリリースしているようですが、ベスト・バイだと聞いています。CDも良いですが、なんてったってライブが最高です。クラシック音楽の愛好者の皆さんにも、是非とも「ハワイ笑歌村塾」の快感をお楽しみいただきたいと思います。