小椋順二ホルン・コンサート
2007年5月27日(日) プレゼンター:ますだ耳鼻いんこう科医院
ピアノ/藤本真基子
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後2:00 700円
【プログラム】
第一部
@ホルン協奏曲第一番ニ長調/モーツァルト作曲
Aソナタ(1943)/ヒンデミット作曲
第二部
C夢/グラズノフ作曲
Dロマンス/スクリャービン作曲
E四つの簡単な小品/ワイルダー作曲
Fポエム/アニシモフ作曲
【プロフィール】
小椋順二(おぐら じゅんじ)
鳥取県倉吉市出身。1996年大阪音楽大学卒業。
大阪シンフォニカー交響楽団を経て1997年10月ドイツ国立アーヘン音楽大学入学。
在学中、Aachener Kammer Orchester(アーヘン室内オーケストラ)、Junge Deutsche Philharmonie(ユンゲドイツフィルハーモニー)に在籍。2000年2月卒業。帰国と同時に仙台フィルハーモニー管弦楽団入団。2001年5月より京都市交響楽団に在籍。
ホルンを三宅知次、D.ブライアント、R.アルメイダ、H.ツィーグラーの各氏に師事。ラ・ビッシュ・アンサンブル、シンフォニア・ホルニステン、リバスト・ブラスクインテットのメンバー。
藤本真基子 (ふじもと まきこ)
神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業、同専攻科修了。野村国際文化財団による奨学金を得て英国ロンドン、Royal College of
Musicの大学院ソリストディプロマコースにて研鑽をつみ、演奏家資格を取得。第十回PTNAピアニストコンペティションE級全国大会にて1位金賞受賞、あわせて日本テレビ賞受賞。東京青山カワイミュージックショップにて初リサイタル。第7回吹田音楽コンクールピアノソロ部門第3位入賞。日本演奏連盟主催「演連コンサートOSAKA」のオーディション合格、いずみホールにてリサイタルを行う。第10回宝塚ベガコンクール第6位入賞。秦はるひ、池田洋子、野平一郎、Kevin Kennerの各氏に師事。現在神戸女学院大学音楽学部ピアノ科非常勤講師。
【ご案内】
小椋さんが初めてアザレアのまち音楽祭に登場したのは、倉吉未来中心開館記念の第19回です。それはちょうどドイツ留学から帰国し、仙台フィルハーモニー管弦楽団に在籍された翌年の2001年の事です。その時は、既に現在の京都市交響楽団に入団されており、4人のお仲間も加わる大変にぎやかなコンサートであったと記憶しています。なんと言っても小椋氏は、日本を代表するメジャーのオーケストラ団員であり、アザレアのまち音楽祭の低いギャラで来て頂くには心苦しく招聘を遠慮していましたが、ぜひ出たいとのお申し出を受け2005年から継続してお願い出来るようになりました。倉吉市出身で、プロの演奏家として活躍されている方は沢山ありますが、地元に毎年帰って演奏を続けていただける方は稀だと感謝いたしております。「アザレアのまち音楽祭で、ホルンの生演奏を初めて聴かせていただきました。柔らかくあたたかみのある音色で、心のいやされるとても素敵な時間を過ごさせてもらいました。倉吉出身で、こんなにすてきな演奏者がいるのかと、改めて感心させられたのと共に、ホルンの音色のファンになりました。(50歳代/男性/倉吉市)」とのアンケート・コメントは、聴衆を代表する感想だと思います。小椋氏の紡ぎだす音楽の素晴らしさは、これまでも十分述べていますが、ホルン特有のやわらかさとしなやかさを十全に発揮できるその力量の高さであり、テクニックの難しさを感じさせない演奏力が、聴衆の素直な心を捉えているのだと思います。