第25回倉吉 アザレアのまち音楽祭
ファイナル・コンサート
2007年6月24日(日) プレゼンター:西田内科医院
会場:倉吉未来中心大ホール
午後2:00 700円
〔第一部〕
【プログラム】
第一部合唱の祭典(中部地区合唱団による)
ザ・ラニアルコーラス 指揮/森 尚美 ピアノ/山下良子
@埴生の宿(里見義作詞/ビショップ作曲/山田耕筰編曲)
A鳥取砂丘・風紋(枝野登代秋作詞/長尾愛作作曲)
コーラスはわい 指揮/小谷敏彦 ピアノ/幸本美由紀
@美しい季節(かたかわみちお作詞/鈴木行一作曲)
A一日に何ども(高田敏子作詞/岩河三郎作曲)
赤碕女声コーラスまどか 指揮/福田泰雅 ピアノ/前川須賀子
@平城山(北見志保子作詞/平井康三郎作曲)
A牧場の朝(杉村楚人冠作詞/船橋栄吉作曲)
Bこの道(北原白秋作詞/山田耕筰作曲)
三朝コールげんげ 指揮/小谷弘幸 ピアノ/藤井百合子
@遥かなるサンタルチア
(E.マリオ作詞作曲/徳永政太郎訳詩/小林秀雄編曲)
Aトロイカ
(ロシア民踊/楽団カチューシャ訳詩/小林秀雄編曲)
上灘小学校合唱団 指揮/森博之 ピアノ/柿本有里・手嶋小百合
@おくりもの (石黒眞知子作詞/林学作曲/鎌田典三郎編曲)
A星の世界 (川路柳虹作詞/コンバース作曲)
Bおお ひばり (高野辰之作詞/メンデルスゾーン作曲 )
Cこの星に生まれて (杉本竜一作詞・作曲/富澤 裕編曲)
〔第二部〕
浜中雪絵ソプラノ・コンサート
ピアノ/山下良子
【プログラム】
@どうか吹いておくれ(ドナウディ作曲)
A約束(ロッシーニ作曲)
B私は家をつくりたい(ドニゼッティ作曲)
アヴェ・マリア(マスカーニ作曲)
C「おとなのための童謡曲集(岩河智子編作)」より
七つの子(野口雨情作詞/本居長世作曲)
かなりや(西条八十作詞/成田為三作曲)
めえめえ児山羊(藤森秀夫作詞/本居長世作曲)
Dオペラ「リゴレット」より(ヴェルディ作曲)
「慕わしき人の名は」
Eオペラ「ラ・ボエーム」より(プッチーニ作曲)
「私が街を歩くと」(ムゼッタのワルツ)
Fオペラ「ランメルモールのルチア」より(ドニゼッティ作曲)
「あたりは沈黙に閉ざされ」
【プロフィール】
ソプラノ 浜中雪絵
作陽音楽大学音楽学部音楽学科声楽専攻卒業。阿部靖子、斎求、森山俊雄、平野弘子の各氏に師事。鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」、「ポラーノの広場」、「アマールと夜の訪問者」に合唱参加。「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ役、「バスティアンとバスティエンヌ」バスティエンヌ役、「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ役で出演。鳥取オペラ協会会員。
ピアノ 山下良子
倉吉東高卒業後、作陽音楽大学、福岡教育大学大学院にて学ぶ。6歳より門脇智美、その後西川秀人、大学では田中節夫、木村かをり、山崎孝、大学院では吉田真理、木村かをりの各氏に師事。日本クラシック音楽コンクール全国大会で入選するほか、福岡でジョイント・コンサート、修士演奏会に出演。1999年、第10回くるめ新人特別コンクール奨励賞、第18回朝日新聞社主催飯塚新人音楽コンクール入賞。現在、器楽・声楽の伴奏など幅広い音楽活動を行っている。
ファイナル・コンサート出演者
合唱団紹介
【出演団体プロフィール】
ザ・ラニアル
今年、結成21年目を迎えました。毎週木曜日の練習日には和やかな雰囲気でコーラスを楽しみながら、いろいろな曲にチャレンジして行こうと頑張っております。先般、境港市文化ホールで開催されました「日米現代音楽の饗演2007」に出演させていただきました。今回のアザレア・ファイナルコンサートで発表します「鳥取砂丘 風紋」の曲(枝野登代秋作詞/長尾愛作作曲)を演奏して参りました。
メンバー
sp/船木和子・金山悦子・中本千鶴子・大田順子・藤井典江・田中美智子・大田美智恵・岩崎睦枝・後藤あきみ・永田央紗
msp/松田和子・山本幸子・竹歳登茂子・石田恵子・中田恵子・松田洋子・西本美紀・小浜由紀
alt/新家美登里・竹田愛子・村岡喜来恵・新恵子・金田保子・
コーラスはわい
生涯学習の一環として生まれたコーラス・サークルは、歌い続けて平成と共に歩んでいます。毎週1回の楽しい練習で腹の底から声を出し、36名の仲間と支え合い響き合う歌声を求めています。活動は、近くにある福祉施設の慰問や町の行事に参加するなど、地元とのつながりを大切にしています。
メンバー
指揮:小谷敏彦 ピアノ:幸本美由紀
sp/筏津富美子・森上知恵子・矢野幸子・秋田読子・松岡昭代・浜本郁子・福本富美子・山下和子・中井光子・岩本雪美・尾崎充代・山下美代子・但馬麻美枝・広瀬民栄・藤田啓子
alt/井木京子・梅田照子・村上浩子・松田頼子・景弓子・大前佑子・池本寿美子・浦木伊都子・増田美津代・前川須賀子・国田美喜江・松井千鶴子・杉本允子・牧田正子・新川玲子・魚住栄子・荒石信子
ten/秋久正昭・若木正一・濱口範彦
bass/中本曙美・米増祐一
赤碕女声コーラス「まどか」
結成11年で「心の詩コンサート」を終え、団体名を「まどか」と変更し、新たな気持ちで、和やかに楽しみながら練習を続けています。
メンバー
指揮:福田泰雅 ピアノ:前川須賀子
sp/明石蔦子・岩崎和栄・入江淑美・片上紀子・高塚幸子・西村蓉子・福田雅子・
圓山征子・隠岐ふみ子・西本富美子・小椋美江・山根美智子
alt/明穂恵子・隠岐加代子・小川浩子・中野みよ子・中村美子・圓山淳子・田鍬美知子・谷口瑠美子・秦野文子・松田久子
三朝コールげんげ
コールげんげは、発足して12年目を迎えます。10年間ご指導頂いた山本喜三先生が、一昨年引退されて力を落とした私達でした。そんな時、幸いにも縁有って小谷弘幸先生にご指導いただけることになりました。とても熱心で素敵な先生に巡り会うことができ、団員一同張り切って練習しています。
指揮:小谷弘幸 ピアノ:藤井百合子
sp/朝倉明美・岡本陽子・遠藤聖子・小椋恵理子・小松文恵・田中睦美・御船和子・山崎操子・山本洋子
alt/河野忍・岡本真由美・藤原郁子・松原敏子・山岡輝美・山口由紀
ten/小原貴志・山本瞬
bass/御船博之・米田桂吾
上灘小学校合唱団
歌うことが大好きな2年生から6年生までのメンバーが、仲よく合唱を楽しんでいます。主な活動は、月1回の全校朝会で「今月の歌」を二部合唱で歌うことやNHK音楽コンクールに出場することなどです。「気持ちのいいハーモニー」をめざして歌い続けていきたいと思っています。
メンバー
指揮/森博之
下垣結花 田辺華菜 渡邉知佳 牧田理沙 河本菜々 山本亜香理 本池未佳
手嶋小百合 田中 舞 隠岐はるか 津久井友紀 山枡咲子 山脇美佳 正木佳世子
宮本茉佑 岸田夏海 高野亜衣子 小原早貴 永田真愛 三谷絵理 大濱健悟
谷口奈津美 増田 彩 柿本有里 宮坂杏菜 山口七瀬 森本晴子 椎名映月
大村麻弥 谷口涼香 小原奈未 木村知佳 藤原 沙奈 高間咲希 内田穂南
石津裕梨 正木佐智子 牧田萌愛
【ご案内】
アザレアのまち音楽祭の会期について、オープニングが5月の第二日曜日、ファイナルが、6月第三日曜日と設定しています。ところで、今年度はオープニングが連休と重なる事となり一週間ずらせる事になりました。そのためファイナルも一週間ずらせた6月24日に設定した所、後日、「お母さんコーラス」の県予選の日と重なっている事が判明し、2団体欠場となりました。またその煽りを受けて指揮者不在となり、何とか出演したいと奔走された「混声合唱団みお」が、開催直前に出演不可が決定し、昨年より三団体少ない事になりそうでした。ところが、アザレアのまち音楽祭に出演させていただきたいとの申し出が上灘小学校合唱団よりあり、更に、消滅したかに思われていた「三朝コールげんげ」が、若い指導者を得て見事に蘇り、参加していただける事になりました。これで、従来のコンサートを楽しんでいただける規模が保てました。
昨年、学校の音楽教師に、もっと合唱指導に参加して欲しいとの苦言を呈しましたが、それに呼応するように若き声楽家の「小谷幸弘氏」が、「三朝コールげんげ」の指導を引き受けられた事に対し、篤い敬意を払うものです。合唱界の大御所として全国の学校教育現場で高い評価を受けておられる「小谷敏彦氏」の活躍も、学校現場の合唱教育の範となり、音楽教育が人間教育の原点でもあることを世に知らしめています。更に、コーラスはわいの指導者として、社会活動にも参画される情熱には、畏敬の念さえ持つものです。「合唱は競うものではなく、自己を磨く鑑とすべき」、との心情が多くの音楽愛好家に支持されています。どうぞ、演奏される合唱という鑑に、皆様の無垢なこころを映して頂き、音楽の流れに身を委ねる快感をお楽しみ下さい。
〔第二部〕
浜中雪絵ソプラノ・コンサート
浜中雪絵氏ほど情熱的な歌唱が似合い、その美声が生かされる演奏家は、本県では稀に見る才能だと高く評価しています。浜中氏は鳥取オペラ協会の各種オペラのアンダーやコーラスに参加し、着実にキャリアを高めた人なのです。その研鑽の成果が、最近のオペラ公演に顕著に現れ、その成長振りが眩しいほどです。かつて「フィガロの結婚」で伯爵夫人役のアンダーをしていただきましたが、今思えば浜中氏の伯爵夫人も見たかったと思っています。鳥取オペラで初めてソリストとして参加した「ドン・ジョヴァンニ」のエルヴィーラは正にはまり役であり、女の性(さが)、怒り、悲しみを表現して聴衆の感動を誘うものがありました。そして、昨年のオペラ公演で「コシ・ファン・トゥッテ」の自由奔放なドラベッラ役に挑み、その役柄を余す所なく表現し高い評価を得ています。天は二物を与えずと言いますが、浜中氏は類い稀なる美形であり、美しい声と高い歌唱力、そしてピアノの腕前も専門家と見紛う巧さです。しかし、もしかしたら浜中氏は、今やっと「音楽の使途として生きる」スタートラインに立ったばかりなのかも知れないと、密かに感じています。なぜなら、その可能性の大きさを、まざまざと見せ始めたからです。これから益々大きく羽ばたき、鳥取県の宝として成長する兆しが見えるのです。皆様からの温かいご支援とご指導で更に大きな音楽家に成長していただくよう、願っています。