木村恵理ファゴット・コンサート
2008年5月29日(木)プレゼンター: 優成印刷
ピアノ/望月美希
倉吉交流プラザ視聴覚ホール 午後7:30 700円
【プログラム】
【第一部】
1 ファゴットと通奏低音のためのソナチネ ハ短調 G.P.テレマン
2 スペインのフォリア M.マレ
【第二部】
1 ファゴットピアノのための演奏会用独奏曲 Op.35 G.ピエルネ
2 ファゴットピアノのための朗唱、シシリエンヌとロンド E.ボザ
3 夢のあとで Op.7-1 G.フォーレ
4 シシリエンヌ Op.78 G.フォーレ
5 ファゴットとピアノのためのソナタ Op.168 C.サン=サーンス
【プロフィール】
木村恵理 (きむらえり)Fg
中学生よりファゴットをはじめる。島根大学卒業、同大学院修了。大学では教育学部社会科研究室に在籍しながら数学も学び、大学院にて音楽研究室に籍を移し音楽に取り組むようになる。ファゴットを吉田將、岡崎耕治、井上俊次、伊藤昇の各氏に、室内楽を手塚実氏に学ぶ。バッハとその周辺について丸山桂介氏の講義を受講中。これまでに出雲室内管弦楽団とヴィヴァルディのファゴット協奏曲で共演するほか、室内楽の夢vol.3など多くの演奏会に出演。今年2月にはベツレヘムでのソロ、室内楽での演奏を行う(1月現在予定)。出雲芸術アカデミー音楽院にてオーケストラ科講師、出雲北陵高等学校音楽コース非常勤講師を務めるほか、鳥取県、島根県内外で積極的に演奏活動を続けている。
望月美希(もちづきみき)Piano
ブルガリア国立ミュージックアカデミーピアノ科・伴奏科卒業。K.ガネフ、J.ガネバ、本荘玲子、N.タドソンの各氏に師事。在学中にブルガリア各地のオーケストラと共演。1994年、1996年には浜松でソロリサイタルを開く。1998〜2003年にはカリフォルニア大学サンタバーバラ・テクニオン大学、コネチカット大学で伴奏者及びコレペティトゥアとして活動。2007年の出雲オペラ「カルメン」のコレペティトゥアなど、松江および出雲にて様々な伴奏などの音楽活動を行っている。
〜ご 案 内〜
【木村恵理ファゴット・コンサート】
アザレア室内オーケストラのファゴット奏者「木村恵理」さんです。倉吉市での木村恵理さんのソロ演奏は、昨年2回聴くチャンスがありました。一つは「山陰の名手たちコンサート倉吉未来中心公演」と倉吉未来中心の楽演祭事業「パイプオルガンのクリスマスコンサート」であり、そのファゴットの素晴らしい演奏はお馴染みだと思います。蛇足ですが、木村さんから、次ぎのようなメッセージが昨年末届いています。
「実は2月末に、キリスト生誕の地、ベツレヘムへ演奏に出かけることになりました。まさにアマールの土地でありますし、近年、キリストが生まれたからこそ、今までの芸術(主に西洋の)が、音楽があることを思うと、とても感慨深い気持ちになっていましたが、そのゆかりの地に演奏に出かけることができることが、本当に貴重な機会であり、身の引き締まる思いです。今後もますます精進につとめたいと思いますのでご指導のほど、よろしくお願いいたします。木村恵理」との事でしたが、ソリストとしての資質は既に十二分に備わっており、ファゴット奏者として第一級だといってもいいでしょう。男性的なボリューム感に、細やかさを加味した音色変化の自在さは見事なものです。何の変哲もないように演奏しながら、美妙なメロディーを紡ぎだす力量は、大変なものです。ファゴットのソロコンサートはアザレアのまち音楽祭始まって以来初めて事です。どうぞご期待ください。