山城裕子ピアノ・コンサート
2008年6月17日(火) プレゼンター: 北栄町
大栄農村環境改善センター 午後7:30 700円
【プログラム】
【第一部】
1 三つのプレリュード(PIAZZOLLA)
レイジアス ゲーム
フローラズ ゲーム
サニーズ ゲーム
【第二部】
1 ソナタ第3番(Brahms)
アストル・ピアソラはアルゼンチンの作曲家、バンドネオン演奏家。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出している。 ヨハネス・ブラームスはドイツ・ロマン派を代表する作曲家。シューマンとの出会いから世に出る。二人の友情はシューマンの死まで続き、未亡人クララとの恋物語も有名。当時隆盛であったヴァグネリズムに対立する立場をとり、古典的作風で知られるが、シェーンベルクなどはブラームスの作曲技法の革新性を積極的に評価している。
【ソリスト・プロフィール 】
山城裕子
米子市出身。武蔵野音楽大学卒業。細田紀美子、八十嶋洋子、宮崎幸夫、ヤーノシュ・ツェグレディーの各氏に師事。1999年渡独、エヴァ・アンダー(ベルリン・ハンスアイスラー国立音大)、ローベルト・シュロット(ベルリン芸術大学)、浮ヶ谷孝夫(フランクフルト国立管弦楽団常任指揮者)の各氏に師事。2002年国際音楽コンクール(パリ)第3位、2003年マリーシェラン国際ピアノコンクール(コートダジュール)プロフェッショナル・ヴィルトウゾ部門第1位。2004年帰国し、東京・米子で帰国記念リサイタルを開催。2005年、フランクフルト国立管弦楽団の日本公演ツアー米子公演でショパンのピアノ協奏曲を共演。現在、鳥取大学非常勤講師。
〜ご 案 内〜
【山城裕子ピアノ・コンサート】
鳥取県を代表するピアニストの一人である「山城裕子」さんは、アザレアのまち音楽祭に登場して四度目となりますが、毎回その力量の高さと、確実な音楽構成の見事さを示しています。昨年、三朝町総合文化ホールでの「展覧会の絵」(ムソルグスキー)は、正に圧巻でした。山城さんの、普段控えめな生活ぶりからは、想像も出来ない厳しい音楽との対話や、その演奏は、聴衆を魅了するに十分なものでした。今回は、会場を北栄町に移し、スタインウエイ・ピアノが設置されている大栄農村環境改善センターでのコンサートです。今回のプログラムも、大変珍しいピアソラの作品が登場します。後半は、山城さんならではのブラームスをたっぷりと聴いていただけます。 山城さんは、来年度のアザレアのまち音楽祭オープニング・コンサートのコンチェルとソリストに内定していますが、確実なテクニックと己の個性をしっかりと見つめた演奏が支持されているのです。どうご期待下さい。