平成26年度総会報告

 去る4月13()10:00〜より、新装なった倉吉市文化活動センターに於いて、平成26年度倉吉文化団体協議会定期総会が開催されました。それに先立ち恒例の文化サロンが開催され、写真家の「山田敏和氏」をお迎えしました。写真家ならではの、鋭い観察眼が、深い感興を与えました。

その後倉吉文化団体協議会定期総会には、倉吉市より企画振興部観光交流課の石賀大生氏が来賓として参加して頂きました。なお、総会では、次の案件が決定されました。

【1】平成25年度会務・決算が報告され、大筋で了解されました。

その中の決算報告では、倉文協本会計の決算、事業別会計について、書式の変更と工夫が提案され、了解されました。

事業別会計の連合展「砂丘のふらここ展」の決算報告について、予算と決算との不齟齬について質問がありました。(詳細については、後日紙上にて報告します。)

【2】平成25年度会計監査報告があり、今後の指導と共に了解されました。

【3】平成26年度事業計画予算審議され、了承されました。

【4】倉文協規約改正案が原案通り了承されました。

【5】役員改選は副会長、常任理事に新人を起用した体制に改選されました。そして、総会宣言を採択して終了しました。

なお、採択された総会宣言は次の通りです。

平成26年度倉吉文化団体協議会定期総会

総会宣言

T 倉吉文化団体協議会の32年を振り返って

  1981年5月に倉吉文化団体協議会が発足し、33年目を迎えることができました。6年前から倉吉文化団体協議会の組織改編を行ない、組織ミッションを前面に打ち出した運営を目指し改革に取り組んで参りました。その結果、念願であった倉吉市勤労青少年ホームの指定管理者制度を受けることが出来ました。この間倉吉市勤労青少年ホームを、文化活動拠点に作り上げることが出来ました。しかし、一昨年耐震調査が行われ、昨年4月から1年間の工事が決定し活動の拠点を失うことになりました。しかし幸いにも人権文化センターの一室が借用でき、活動を継続する拠点を確保が出来ました。その間に再度指定管理者の公募があり、私たち倉吉文化団体協議会が継続して管理の指定を受けることが決まり、耐震工事も3月完了しました。倉吉市勤労青少年ホームの名称も新たに、「倉吉市文化活動センター」として、まさに文化活動の拠点になるものと考えます。これを機会にこれから指定された5年間を有効に活用しなければなりません。本来のミッションに向けて、再び元の拠点で、より一層の活動が出来る仕組みを再整備し、倉文協の会員の皆様や市民の皆様に多くのご来場、ご利用を頂くことが出来るようにすべきです。

私たちは、この倉吉市の芸術文化発信の中心的存在として、共に手を携えて活動すべきだと考えます。そんな中で倉文協活動は、新たな着実な歩みを続けなければなりません。

@  今年32回目を迎える「アザレアのまち音楽祭」は、芸術文化の振興から、芸術創造の拠点に衣替えしています。今や鳥取県唯一の音楽芸術創造拠点として確固たる地位とその信頼を勝ち得た音楽祭となっています。

A  「倉文協連合展」は、これまで合計25回開催することができました。第26回からは、新しいやる気のある連合展組織にしての取り組みが強く求められます。

B  情報の要である「倉文協だより」は、297号に達し、文化活動の変革を提言し続けています。

C  長年の願いであった「倉吉未来中心の指定管理者」の公募制の実施は、県議会への提案がなされずこの施設での拠点づくりが出来なくなりました。署名活動に多くのご支援ご理解を頂き、署名をして頂きました800余名の皆さんには心よりお詫びしなければなりません。このためにも新しく倉吉市文化活動センターとして新たな拠点づくりをしていかなければなりません。

  これらの32年にわたる倉文協活動は、社会的に大きな刺激を与え、文化芸術の社会的意義を啓発してきました。私たちが望む自立した文化活動への道のりはまだまだ遠く、未だ踏み出したばかりです。しかし、これらの長年の取り組みは確実な歩みを感じられるようになってきています。

U 未来に向かって取り組むべき事

  私たちの倉文協活動の原動力は、市民の篤い支援です。私たちは、市民の皆さんに芸術文化の果実を提供し、美しい倉吉のまちづくりをしなくてはなりません。そこで、新たな倉吉市文化活動センター施設を活用し、重点活動方針をさらに邁進しようではありませんか。

@倉吉未来中心・倉吉図書館・倉吉博物館等への市民参画による活動を!

・ホームページの充実を図り、多くの市民への情報発信を進めます。

A文化サロンのさらなる充実を!

・毎月発刊する「倉文協だより」を紙上サロンとして、会員相互の交流の場とします。

・従来の文化サロンは非常に市民に好評であり、再び継続して活動が出来るように準備を進めます。

B倉文協の仲間をさらに増やす!

 ・倉文協行事への参加の有無と関係なく、所属団体や個人会員を増やし活性化していきます。

 ・倉吉市文化活動センターを利用する利点を明確に打ち出し、新しい分野の仲間を増やします。

V 倉吉文化団体協議会の目標を見定める事

 「文化の創造」とは、「自己をより高めること」に尽きます。倉文協の連携は、会員相互の「個性の尊重」を基本として「自律と連帯」を強めることです。信頼と友情の「連携」を強め、格調の高い「交歓の場」を作り出そうではありませんか。以上、決議します。

2014年4月13日   倉吉文化団体協議会  2014年度総会