平成30年度 倉吉文化団体協議会定期総会報告

とき 平成30422() 10:00〜  ところ 倉吉市文化活動センター 1F 1活動室

倉吉文化団体協議会文化サロンが10:0010:50 に開催されました。「県立美術館をめぐる美しい環境」と題して倉吉博物館館長の根鈴輝雄氏が講演され、参加された皆さんの共感を得ることが出来ました。建設予定地に隣接する大御堂廃寺跡の歴史的背景の素晴らしさは、目からウロコの感慨をもたらせました。まさに、県立美術館を設置するに相応しい場所であり、そこだからこその未来に向かっての芸術発信基地になるべきと感じさせられるものでありました。

平成30年度倉吉文化団体協議会定期総会10:5512:00が続いて開催されました。

 総会参加者は14人、委任状10人、合計24/41でありました。来賓として倉吉市より御舩誠、藤田有里の両氏にお出でいただきました。

始めに倉吉文化団体協議会会長の計羽孝之氏のあいさつがあり、続いて来賓の倉吉市長代行として企画産業部長の御舩誠氏のご祝辞をいただきました。

議事は池田佳勉氏(常任理事)の議長で進められました。

1平成29年度 会務・決算報告 については下記の通り報告されました。

○会務報告

・企画委員会22回の開催。・倉文協ミーティングは51回の開催。・常任理事会は3回の開催

 ・総会は平成29年4月9日(日)に開催。・四市交換会は平成2912月3日(日)に倉吉市にて開催。・県立美術館と共に歩む中部地区の集い協議会に参画し、応援団部会事務局を受託しました。

○事業報告

・アザレアのまち音楽祭2017は平成29年5月7日〜6月18日に開催。・月例コンサートととして第14回山陰の名手たちコンサートを平成291123日とリサイタルシリーズ16としてXikusa辺見康孝リサイタル を平成291210日に開催しました。

・日韓親善写真家交流事業「シム・チャンソプ写真展」(平成29年9月1日〜29)及びパネルディスカッション (9月3日)を開催しました。

・第29回倉吉文化団体協議会連合展は平成2912月3日〜9日に開催しました。

・機関紙「倉文協だより」(毎月15日発行)は、330号〜341号まで発刊しました。

・倉吉市文化活動センター指定管理4年目(平成29年4月1日〜平成30年3月31日)を実施しました。

 ※その後、倉文協二大事業であるアザレアのまち音楽祭と倉文協連合展の総括が発表されました。音楽祭についてはスポンサーの減少と顧客の衰退化が顕著になったとのことです。更に、助成金の額が著しく増加したことで油断が生じ、赤字に陥ったとのことです。連合展については、順調な運営がなされ、近年になく盛大な開催となったとのことです。

・倉吉市文化活動センター指定管理者受託運営報告があり、想定通りの活動が出来たとのことです。

○平成29年度 決算報告が次のように行われ、了解されました。 

・倉吉文化団体協議会本会計決算報告は、アザレアのまち音楽祭の基金からの借入金の返済が出来なかったとのことです。

・倉文協事業別会計の報告がありました。

A)アザレアのまち音楽祭2017決算報告があり、赤字分(99,604)はアザレア基金より補填されました。アザレア基金の決算報告については、平成24年以降の推移が示され、現在の総残額は958,534円だとのことです。

・第29回連合展決算報告は健全であり、35,525円の黒字となり、30回展に繰越になりました。又、連合展基金は、当初資金としての貸出金の返済等も含め現在の残高は366,406円となりました。

・倉吉市文化活動センター指定管理者受託決算報告は、収支0円としていますが、その内容については、赤字分を人件費の削減で生み出すという苦肉の策をとったものであり、望ましいものではありません。指定管理費の不足が最大の要因であり、本末転倒な運営であることへの反省が望まれます。

平成29年度各種会計監査報告があり、承認されました。

・倉吉文化団体協議会本会計監査報告(四門隆氏)・アザレアのまち音楽祭2017会計監査報告(池田佳勉氏)29回倉文協連合展会計監査報告(四門隆氏)・倉吉市文化活動センター指定管理会計監査報告(四門隆氏)

平成30年度 事業計画・予算審議

・会務及び事業計画については

会務計画

  A)企画委員会は毎月2回(2・4水曜日)年間24回開催します。

  B)倉文協ミーティングは平成30年4月より毎週水曜日年間52回開催します。

  C)常任理事会は、年間3回開催します

  D)理事会は1回総会と兼ねて開催します。

  E)総会は平成30年4月22日(日)に開催しました。

  F)鳥取県四市文化団体等協議会交換会は鳥取市にて開催予定。詳細は未定

事業計画

・アザレアのまち音楽祭2018は5月13日〜6月24日に開催します。

 ・月例コンサートはリサイタルシリーズP吉田章一バリトン・リサイタルを12月9日に開催します。

・第30回倉吉文化団体協議会連合展は、8月29日〜9月2日に開催します。

・倉吉文化団体協議会機関紙「倉文協だより」(毎月15日発行)345号〜357号を発行します。

・倉吉市文化活動センター指定管理は最終年の5年目(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)を実施します。次年度以後の指定管理者を目指す取り組みが、現在執行部で進行中です。

・県文連委託事業「芸術たのしみひろば」シンポジウム「写真による抽象表現の楽しみ」の受託開催をします。

・とりアートオペラ公演実行委員会に参画し、オーケストラ編成を担当します。

○倉吉文化団体協議会本会計予算について次のように提案され承認されました。

 収入の基本は会費ですが、会費収入は全収入の10.5%に留まっております。収入の柱は事業(フォトラボ)収入であり、全収入の80.7%となっています。少なくとも会費で運営が出来る体制こそが文化活動団体の望ましい姿だと思われます。会費についての検討課題と、会員増強が今後の命題です。

 

○事業別計画と予算書

・アザレアのまち音楽祭2018については、既にパンフレットで公表されている通りです。

予算については、収入減(スポンサーの激減と助成金の減少)に伴い、緊縮予算となりました。昨年度と比して、約100万円減であり、赤字の心配を残しています。月例コンサートの予算書については割愛されました。独立採算制です。

・第30回連合展の予算については、昨年度を踏襲するものとなりました。

・県文連「芸術たのしみひろば」委託事業の予算については、20万円の使い切り予算であり、不足分については倉文協会計より補填するものです。

指定管理者受託事業(倉吉市文化活動センター)最終年度の運営計画については、既に倉吉市に提出したものが提案されました。また、事業計画は、指定管理料の範囲内で運営できるものとし、予算案についても縮減したものとなっています。しかし、倉吉市文化活動センターの仕様書に示された業務遂行は担保されるよう計画されています。事務局の運営についての提案がなされ、雇用職員の有休は、労働基準法に順ずるものに縮小訂正しました。又、昇給につきましては、経費削減のため、現状維持としました。

 ○倉文協役員承認の件 (任期は平成30年〜31年度)につきましては、下記の通り新役員を決定いたしました。

会長=計羽孝之(アザレアのまち音楽祭会長) 副会長=中川端月(連合展実行委員会)・尾崎正平(アザレアのまち音楽祭企画実行委員会)

常任理事=池田佳勉(メイクアップ)・村田速実(打吹童子ばやし)・尾崎正平(打吹音楽倶楽部ブレーメン)中村絹子(染織)小谷順子(倉吉女声合唱団)・計羽孝之(倉吉音楽協会)中川端月(日本南宗会)・松本好生(ピアノ調律師)・山根大和(絵画工房やまと)

理事については、加盟団体・個人の代表です。

監査 =四門 隆・事務局長 =池田佳勉(メイクアップ)事務局 =中村絹子                                  吉村真弓・恩田陽子

総会宣言常任理事の小谷順子氏によって発表され、全会一致で承認されました。

以上報告いたします。記録担当 山根大和