今月の執筆者
福本厚子
私達、倉吉トトロの会は、不登校の子どもや、親を支え合うための自助グループです。1997年の6月に誕生しました。倉吉文化団体協議会への入会は一昨年のこと。すでに入会されていた方の情報で会員になれば低料金で会場を借りられると知り、そんな不純な動機で申し込みました。昨年の耐震改修工事のあと、料金は改定され、私達にとっては辛い値上げとなりましたが、集まりやすい場所であり、職員さんの常駐もありがたい事と感じています。
さて、倉吉トトロの会。 発足当時は毎年講演会等開き、その場所で会を知って頂いて定例会にも参加いただくという事が多かったのですが、私達世話人のエネルギー切れといいますか、ここのところ何年も広く呼びかける事をしておりませんので、この機会に会のことを少し紹介させて下さい。
主な活動は二ヶ月に一度の定例会です。定例会とは?これについては発足当時の案内がありますので引用します。
「定例会では、お互いの経験を語り合ったり、子どもとの関わり方、教育について相談しあったり、不登校になった子どもを理解し、支えていく活動をしています。学校に行かないと一人前になれないとか、学校に行かないのは家庭に問題があるとか、様々な思い込みや偏見から自由になるのは並大抵のことではありません。でも、苦しみ悩んだ中から、競い合うばかりではなくて、ゆっくりと今を大切に生きていく事が一番大切だと気づき、その人なりに楽になり、生きる力や希望が見出していけたらよいと思っています」
15年以上前に作った案内文ですが、私達の基本はここにあり、どんなに迷い悩むことがあっても、この基本を大切にして支え合う関係を紡いでいきたいと思っています。定例会は去る8月23日(午後2時〜5時)に行いましたが、次回は10月に予定しています。参加希望がありましたらお気軽にお出かけください。お待ちしています。
(倉吉トトロの会)