7月号
「倉文協だより」リレーエッセイ 尾崎正平
私は毎日の想いに、年老いて行くというある種の強迫観念の様な言葉が頭から離れない。
世の中の情報を断ち切らない為にもSNSをやっているが、そんな毎日の私にあるお方から次の様なメッセージが入り我が意を得たりと思い、ここに紹介させて頂きます。
初めての授業で、教授は自己紹介をし、「今日は知らない人と友達になりなさい」という課題を出した。
私は席を立ち、周りも見回した。すると突然誰かが私の肩を叩いた。振り向いてみると、なんとそれはお婆さんだった。彼女の笑顔は光って見えた。
「やあハンサムボーイ。私はローズよ。87歳なの。ハグしても良い?」
私は笑い、とても喜んで「もちろん!」と答えた。彼女は自分をぎゅっと抱きしめてくれた。
「お婆さん、なんでまだそんな若くてキレイなのに大学で勉強してるんだい。」
「もちろんここでお金持ちの男を見つけて、結婚して、子供をたくさん産んで・・・」
「ははは。いや、本当は?」私は彼女がどうしてこの歳で大学生になろうと思ったのかが気になっていた。
「いつか大学生になりたいと思ってたの!それで、やっと夢が叶ったわ!」と答えてくれた。
授業が終わった後、私達は一緒に食堂に行き、チョコレートシェーキを食べた。私達は一瞬にして友達になった。それからしばらく、私達は毎日授業を一緒に受け、食堂に行き、ノンストップで話し続けた。ローズという「タイムマシン」が彼女の経験や叡智を私に聞かせてくれる度に、私は彼女に魅了されたのであった。
知らず知らずのうちに、ローズは大学の注目の的になっていた、大学の学期が終わった後、彼女は大学のパーティーでスピーチを任された。私は、その時の彼女の言葉を一生忘れない。彼女は司会者に紹介された後、前に上がった。
彼女が話そうとしたその時、彼女はスピーチのカードを落としてしまった。彼女は恥ずかしがり、イライラしている様子だった。それから彼女はマイクのほうに行き、「バタバタしててごめんなさいね。キリスト教で禁酒してるから、ビールは飲まないと決めてたんです。それにしても久しぶりのウイスキーは美味しいですね!さっきのカードの順番もわからなくなったので、とりあえず私が知っていることを喋りますね。」とアドリブで言った。
会場は笑いに包まれた。
私達は年老いたから遊ぶのをやめるのではなく、遊ぶのをやめるから年老いてしまうのです。若さを保ち、幸せになり、成功するための秘訣は4つしかありません。毎日よく笑い、面白いことを見つけるのです。
夢を持ちなさい。夢がないと、あなたは死んでしまいます。世の中は死んでいる人達ばかり!しかも本人達はそれに気づいていない。年老いていくことと、成長することは全くの別物です。
もしあなたが19歳で、1年中寝てばかりいて生産的なことをしなければ、20歳になります。
もし私が87歳で、1年中寝たきりでいたら、88歳になります。
誰だって年老いていくことはできます。特別な能力や才能は要りません。大事なのは、いつも「成長する」機会を見つけることです。後悔をしないこと。
年長者は、「やったこと」への後悔はありません。でも、「やらなかったこと」への後悔はたくさんあります。死を恐れるのは、いつも後悔ばかりしている人です。
彼女は、勇敢に「ザ・ローズ」という歌を歌い、自分のスピーチを終わらせた。
彼女は歌詞を聞き、毎日においてそれを実現しなさいと言った。
年が終わり、ローズは遂にずっと夢に見ていた卒業証書を手に入れた。卒業した一週間後、ローズは永遠の眠りについた。
彼女の葬式には、2000人もの大学生が参列した。彼女は、「夢を実現するには遅すぎるなんてことはない」という大切なメッセージを彼らに伝えてくれたのだ。
年老いていくのはみんな一緒である。しかし、成長するかどうかは、人それぞれである。
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本当の話なのか、フィクションなのかどうかは定かではありませんが、とてもインスピレーションを与えてくれたお話であったため紹介させていただきます。
この話はノンフィクションで有って欲しいが、どうも出来過ぎた話でもある
しかし年取るにつれ、もやもやしていた物を一挙に晴らしてくれたようでもある。
私は常日頃若い人たちに交じり吹奏楽をやっているが、何時までやろうか、何時引退しようか?とそれまで思い続けていたが、このメッセージで一挙に晴れました。
よしまだまだやるぞ!