減量成功

〜3カ月で5キロやせた〜

 

去年はジムに行くのをさぼっていたし、夜にお菓子をたくさん食べていたので、これまでの人生で最高の体重になってしまって、これはまずい、まずいぞ、健康診断もさぼっていたし、コレステロール値が高めなのにひどくなっているかもしれない。それで減量を決意して4月26日からジムにできるだけ毎日行き、カロリー摂取も押さえることにした。

 

小さな減量は除いて、本格的な減量は過去にも2回成功しているので今回もなんとかなる見込みはあった。一回目は2000年で2カ月で5キロ減量。毎日ジムに行って300キロカロリー消費し、食べる量も随分少なくした。当時は独身だったしやりやすかった。2回目は2008年でその時は3カ月で6キロ減量。毎日昼休みにジムに通った。昼休みは60分だったので30分の有酸素運動位しか出来なかったが、それでも痩せられた。今回はとりあえず3カ月で3キロ減量することを目標とした。昔と違って若くはないので無理はせず、低めの目標設定にした。

 

私の減量法はオーソドックスで、食事のカロリー摂取を減らし、ジムにできるだけ毎日行くことだ。それも1年かけてゆっくり少しずつ痩せるというのではなく、短期集中のプロジェクトでやる。ジムに行くのも週に1回や2回では成果が見えにくいので、行く時は毎日行く。減量プロジェクトが終わったらしばらくジムには行かない、好きなものを食べる。でもジムで鍛えた体が出来ているので体重のキープはそれなりに可能でリバウンドはこない。

 

私はフロリダに転居してからは自宅で仕事をしているので時間は自由になる。私は夜型で寝るのは午前3時頃で起きるのは午前10時か11時だ。朝起きたらもう昼近いので朝昼兼用でコーヒーとクロワッサン一つを食べていたが、クロワッサンを食べるのをやめた。それで食事は一日一回夕食だけに。夕食は普通に食べた。

 

夕食はだいたい7時頃だ。寝るのが午前3時だから夜におなかがすく。以前はチョコレート、クッキー、せんべい、アイスクリーム等、その時に家にあるものを食べていたが、お菓子断ちをした。お菓子を食べたくなるといけないのでお菓子を一切買わない。家になければ食べようがない。夜におなかがすいたらプチトマトか豆腐を食べた。不思議なもので、食べる量を減らすと胃が小さくなるようで、体がそれに慣れてきてあまりおなかがすかなくなった。ビタミン剤などサプリメントは以前からとっていて栄養失調にならないように気をつけた。

 

ジムは午後でその日によって時間の都合のよい時に、できるだけ毎日行った。ジムではまず、ラジオ体操第一で準備運動、それから首、肩、腕、足のストレッチをする。それからマシンで筋トレ。筋肉は続けて毎日同じ所を筋トレするのは良くないので、上半身と下半身を日替わりでやる。それが終わったら有酸素運動だ。トレッドミル(ベルトコンベアのようなマシン)で早歩きを最初やっていたが、時間がかかるわりにカロリー消費は大きくないので、クロスマシン(クロスカントリースキーのようなマシン)に変えて、30分間で200キロカロリー消費を目安にやった。最近はローイングマシン(ボート漕ぎのようなマシン)が有酸素運動にも筋トレにもなってとても良いということに気づき、クロスマシンの時間を20分にして、ローイングマシンを15分くらいやる。

 

そのあとは、床にマットをしいて斜腹筋を鍛えるクロス腹筋、足を広げて伸ばすストレッチ、そして最後はラジオ体操第二で終える。運動だけで75分、家との往復時間を含めるとトータルでだいたい90分かかる。家からジムのスポーツウェアを着て行くのでジムで着替えたりシャワーを浴びたりはしない。

 

これはジムのフルコースで、時間のない時は有酸素運動の30分だけというショートコースにすることもあった。ジムのやり過ぎで足が痛くなる時もあって、そういうときはジムを休んだ。無理して行くと悪化して運動ができなくなるからそれは避けるべき。

 

減量で重要なのはまず、本気度の高さ、ジムに行く時間をつくる工夫、食べないことに慣れること、そして計画と実践の記録を毎日つけることだ。体重は毎日必ず測定する。経験で最初の3週間はいくらやってもたいして体重は減らないのはわかっていた。人間の体は飢餓にそなえて食べる量を減らしても、まず省エネ型の体になるようにできているそうだ。それに筋トレで筋肉も付いてくるのでその分重くなるので、ジムで毎日一生懸命やっても結果があまりでないので我慢の時期だ。2カ月目に入ると体重が少しずつ減って来る。3カ月目に入ると体重計に乗るたびに体重が減ってうれしくなる。体重が減るスピードが上がる。

 

当初の目標だった3キロ減量というのは2カ月で達成できた。3カ月目でとても調子良く体重が減っていくので、ここでやめるのはもったいないからこの調子でもう少し減量しようと思って現在の所、3カ月で5キロ減量に成功。減量は一カ月で自分の体重の4%までにした方が良いと記事で読んだことがある。痩せすぎるのは健康に良くないので7キロ位減量できたらこの減量プロジェクトは終了して、普通に好きなものを食べようかなと思う。

 

体重は3カ月目に入ると一日に3回計るようになった。朝起きた時と、ジムの後、それから寝る前だ。朝起きた時とジムの後は体重が軽い。寝る前は体重が重い。夕食を食べているからそれだけ重くなっている。しかし一晩寝ると朝には昨夜より500グラムくらい体重が軽くなっている。寝るのにもエネルギーがいると聞いたことがあるが、そういうことなのか?寝ている間に体の水分が減っているからか?体重の記録は毎日朝起きた時の体重を記録した。

 

ジム通いは不思議なもので毎日行っていると、毎日行きたくなる。行かないとなんだか物足りず、不満足。そういう需要があるからホテルにもジムがあるのだろうなあと思う。私の場合は過去の経験では、ジムは行く時は毎日行くが、行かない時は数カ月間全然行かない。しかし、この減量プロジェクトを終了しても、今後はジムには毎日は行かなくてもいいが健康の為に週に数回定期的に通うつもりだ。

 

ジムに毎日行っているといつも来るメンバーというのは決まっていて、そういう常連たちと顔なじみになる。あの人はいつも何時頃に来て、あれをやってからこれだなとか、この人はいつもあの人と隣同士でサイクリングマシンをやってるなあとか、あの人が使うクロスマシンはいつも右から二番目のだよねとか、わかるようになる。日本の昼間のジムに集まる老人会のようなおしゃべりはあまりせず、基本的にはそれぞれがもくもくと各自の運動をする。ジムに毎日来るような人は多くはスリムで太ってはいない。ジムに来ない人が太っているのだ。たまに太った人をジムでみかけると、「おお、がんばってるな!いいぞ!」と声をかけるわけではないが、毎日来ている人たちは心の中でそう思っている。継続は力なり。日本でも筋トレブームらしい。いいことだ。