文化サロン第11期 音楽サロン「第九を歌おう」
第4回 「歓喜の歌 」 (10月21日)


〈 感 想 〉

 今回は、合唱におけるドイツ語の発音への指導や、合唱練習の風景、指揮者によるオーケストラへの演奏指示の様子を鑑賞しました。映像を見ながら私達も一緒に発音を真似てみて、ドイツ語は日本語と違い、口先だけでなく喉や口の空間全体を使う言語なのだということを実感しました。私は昔、短大の教養科目でドイツ語を少し学んだことがあったのですが、話す事や発音についてもっと熱心にやっておけば良かったと、このサロンの度に感じています。この機会にもう一度ドイツ語に触れてみるべく、以前使っていたテキストなどを探してみようと思います。
 今回の映像で特に印象に残ったのは、指揮者の井上道義さんがオーケストラに演奏指示を出す場面です。指揮者は、作品全体をどのように演奏させるのかという「演奏イメージ」のようなものが頭の中に出来上がっていて、そのイメージに向けてオーケストラを引っ張っているのだということが伝わってきました。作品全体への理解はもちろん、自らのイメージを団員に伝え、演奏をひとつにまとめる力も必要であり、指揮者の大変さを窺い知ることができました。
 12月25日には、何とタイミングよく倉吉でも第九公演があるそうです。年末に向けて第九への理解をもっと深めていき、公演鑑賞に備えたいと思います。

(倉吉市/20代/女性)