文化サロン第14期 写真サロン「写真家 篠山紀信」
第1回 第一部「私の原風景」(3月2日)


〈 感 想 〉

今回から、写真家・篠山紀信についての新しいサロンが始まりました。篠山紀信の生い立ちや、写真を撮るきっかけなどについての映像でした。篠山氏は「過去」を振り返ることが嫌いだと言っていました。それは篠山氏が常に「前へ」という姿勢で、人間が生きてきた共生の証を撮りたいという思いからきているからだそうです。映像で篠山氏の写真が幾つか紹介されましたが「日常の中の、非日常」が常に見受けられるなと感じました。講師の計羽氏から、報道写真と商業写真の違いを教えて頂きました。「創意」を持って撮影した写真は、絵画と同じように写真を作っていくということが分かり、とても面白いなと感じました。篠山氏は都市に生きる緊張感・残酷さを撮影しているそうですが、今後も勉強を深め篠山氏の世界に触れてみたいと思います。

(倉吉市/30代/女性)