2010721日水曜日14時〜 

文化サロン第二期音楽サロン「人間と音楽」第1回 音の息吹

 

 今回から音楽のお話でした。今回が第1回目というだけあって、人間と音楽との関係の始まりの話や、音楽は特別の物ではなくとても身近なものであるという話でした。つまり、人間は目が見えるように発達する前にすでに胎内で母親の鼓動を聴いているという生まれてすぐ音に影響を大きく受けているという話や、魚類の側線鱗が発達して耳になったという進化の話、楽器の成り立ちといわれるものの説明、そして、世界各地の民族や部族での楽器や歌の発達過程やそれの持つ意味の変化などについて映像と解説がありました。その中でも興味深かったのが、440Hzの周波数の音が基準音であったり、倍音という考え方により心地よい音が創り出されることでした。

 映像鑑賞後の話では、主に、倍音についての話と美を作り出す要素の話でした。そのお話は、とても興味深く、そしてとても参考になりました。

 音楽の話に詳しくない僕でも、今回の話はとても楽しく見ることができました。そして、音楽とは楽器を鳴らすだけのことではなく、表現やコミュニケーションとしての手段の一つだったという事を改めて確認することができたとても有意義な時間でした。