文化サロン7月28日「花開くハーモニー」感想

 

 今回はまず、音楽の中でも人間の声を使ったもの、「歌」がテーマとなった映像を鑑賞しました。特に中世ヨーロッパのキリスト教の聖歌に焦点が当てられ、1つの旋律だけで歌われたものから、音が重なってハーモニーを生み出すものに変化していく過程を見ることができました。大聖堂の中で響く聖歌はさぞ美しく、荘厳なものに聴こえることでしょう。一度でもいいので外国に行ってみて、ぜひ大聖堂の中で聖歌を聴いてみたいと思いました。

 また、教会音楽だけでなく、中世ヨーロッパの人が歌っていた古い世俗の歌は、いったいどんなものだったのだろうと考えました。もしかしたら、教会音楽とは違う、変わったハーモニーがあったのかもしれない、そんな想像をしながら映像を観ていました。

 映像の後は、モーツァルトが作った「一見真面目な歌詞だが、歌うと音が合わさって卑猥な歌詞に聴こえてくる」歌の話や、シャンソンの話、さらにはシェイクスピア戯曲の台詞にまつわるお話など、楽しいお話を聞くことができました。もっと音楽のことを幅広く知りたくなったので、話題に出たものをひとつひとつ調べ、鑑賞してみようと思います。