文化サロン128日感想「ミュージカル誕生 現代アメリカ演劇」

 

 今回は、19世紀にアメリカで誕生したミュージカルや、19世紀から20世紀にかけてのアメリカ演劇に関するお話でした。

 ミュージカルは、ヨーロッパから伝わったオペレッタや、ミンストレルショウなどのアメリカの大衆芸能などが混ざり合い、生まれたものだそうです。ストーリーに加え、歌あり踊りありで、強烈なエネルギーを持つミュージカルが、どこでどのように生まれたのか疑問に思っていましたが、華やかで目新しいものを好んだ当時のアメリカで生まれたという事を知り、深く納得することができました。

 また、ミュージカル自体を私は観たことがなく、断片的に知っていることのみで「なぜ話の途中で歌い踊る必要があるのだろう」とすら考えていました。ですが、解説のなかで「一つのメロディーが台本何ページ分の文章の役割を果たすことがある」であるとか、「ダンスによって登場人物の心の動きを表現し、ストーリーを豊かに膨らませる」という言葉を聞き、ミュージカル作品をまず観て、本当の意味でミュージカルを知らなければならないと感じました。『ウエストサイドストーリー』『コーラスライン』など、作品名を聞いたことのある作品から、レンタルビデオ店で探してみようと思います。