文化サロン (10月13日)
第3期 「この世はすべて舞台」
第5回 詩神の舞台〜シェークスピアとその時代〜


〈 感 想 〉

今回は15世紀のロンドンを中心とした演劇の内容でした。
 この時代は、劇作家中心の演劇から俳優中心の演劇に変わり、そして、劇場を持たない旅一座の形式から、貴族のパトロンを得て劇場を造り、そこで演劇を行うという形式に変わっていった事。そして、台詞に韻を踏まないブランクバースという形式が生まれたこと。また、エリザベス女王1世により演劇の上演許可が下りたり、法律が定められたことなど、演劇について大きく変化のあった時代でした。
 そして、演劇の世界の内容でありながら当時はまだ英語が定まっていなかったなど、当時のイギリスについても多くを学ぶ事が出来ました。
 こんな時代に活躍し、現代も評価されているシェークスピアの凄さを実感しました。
 これまで、シェークスピア関連の作品は数点しか見たことがないので、探して観てみようと思いました。

(倉吉市/30代男性)