舞踏サロン「バレエの魅力」第5回 「華麗なる誕生」感想

 

 今回は、映像でバレエ発展の歴史を17世紀のフランス・ルイ14世の在位した時代からみていきました。ルイ14世が自ら宮廷でバレエを踊り、太陽神の役を好んで踊ったことから「太陽王」と呼ばれるようになったこと、さらにはバレエ学校・バレエ団を創設した歴史など、初めて知ることが多々ありました。映像を見ていく中で、当時の踊り手が男性だけだったことや、バレエのお話の題材が神話から民衆へと変わっていったことなど、演劇の歴史と似た部分があると感じました。

 また、これは毎回のサロンで感じているのですが、映像でバレエ作品の一部を見るたび、身のこなしや作品としての美しさに驚き、もっといろいろな作品を観てみたくなります。

今回はオペラ「カルメン」に構想を得てローラン・プティが振付を行ったバレエ「カルメン」の映像などを鑑賞したのですが、題材となったオペラ作品の「カルメン」も鑑賞したいし、そのまた原作の小説も読んでみたいし…と好奇心がどんどんふくらんでいきます。

 これまでのサロンで興味の涌いたものをすべて鑑賞するには何年かかるのかわかりませんが、少しずつ色々な作品を楽しんでみたいと思います。