文化サロン 近未来写真術 第3回 美術史の娘 森村泰昌

 

 今回は森村泰昌さんの写真作品について学びました。森村さんは、自らの身体を使って世界的に有名な絵画や有名人などを表現する作風でした。絵は絵、写真は写真という固定概念に囚われていた自分の視野を広げる事ができ勉強になりました。最初は自分自身を被写体にされていたので自己愛の強い人だという印象でした。ですが、作っている風景や考えを知ることで考えが変化しました。森村さん曰く、表現するツールとして写真でなくてもいいと思い作り始めるが、最終的に写真になるというのが特に印象的でした。

 資料の映像は20年ほど前でしたので現在の森村泰昌さんが気になりしら調べてみたら、写真家というよりは芸術家として活躍されており、2011年も毎日芸術賞を受賞されておられました。

 現在、カメラの性能も向上し誰もが大差ない写真が撮れるようになったと思います。今回参加されていました写真家さんもPhotoshopなどを使い興味深い作品を作られています。芸術は技術の進歩にそれほど比例しないと考えていましたが写真は可能性が広がるのかもしれませんね。

 

20代男性)