文化サロン第7期 「心の時代〜宗教・人生〜」
第1回 聖書の旅1「モーセの旅」(5月27日)


〈 感 想 〉

今回は第7期の1回目という事で、主に旧約聖書に書かれている内容から、モーセの40年に及ぶ旅について、そして、その前後を含めた時代背景などについてのお話でした。
 今回の話は、歴史的な予備知識がないと理解できない部分が多々ありました。15年以上前に高校の世界史で勉強した内容が所々出てきたので、忘れかけている記憶を必死で呼び起こしながら内容を理解することに四苦八苦してしまいました。聖書は、歴史書としての一面も持っているという解説もうなずけました。
 内容の中でコメンテーターが、一番の功績は「一神教」であることと、内容が「神との契約である」ことだと語っておられました。この事について、この時間内にその事についての意味の深さを理解することが残念ながらできませんでしたが、これは、他の宗教についての理解が深まればわかる事なのだろうと思いました。
 他の宗教にも当然言える事なのですが、内容はとても素晴らしいものなのだと短い時間の中でも感じることができました。そして、とても多くの人が心のよりどころにしている教えであると再認識しました。それなのに世界ではこの聖書を大切にしている人たちの間での争いが絶えないという事実もあるという事を知っているので、そこが更に不可解になってしまいました。
 人々を良いほうに導くことが宗教の大きな役割だと認識しています。お互いを理解しあい、譲り合い、争いの少ない世の中になればいいなと思いました。

(倉吉市/30代男性)