文化サロン第7期 「心の時代〜宗教・人生〜」
第3回 聖書の旅3「パウロの旅」(610日)

〈 感 想 〉

今回は、キリスト教を諸外国へ伝道していったパウロについてのお話や、3回のサロン全体で共通して登場したユダヤ教・キリスト教のお話、そして人生をどう生きるかというお話を聴くことができました。
 サロンの中でのお話でとりわけ印象的だったのは、聖書は聖なる、清らかなことばかりが書かれた書というわけではなく、不条理なことがらが満ちている人生の中で、どう生きていくかを読み取ることができる書だというお話でした。前々回のサロンに参加したことをきっかけに、旧約・新約聖書を易しく説いた本を読み始めたのですが、今回のサロンで焦点を当てたモーセ・イエス・パウロのいずれにしても、神様の助けが常にあって順風満帆だったわけではなく、むしろ迫害されることの多い人生であったことを知りました。会の中での「若い人にこそ読んでほしい」という言葉に、本格的に聖書を読み進めていこうという意欲が増しました。

また、芸術作品の中には聖書のことがらを題材にしたものが数多くあることも、このサロンで改めて知ることができました。聖書を読んでいき、今後小説や絵画などを鑑賞する際に、より深くその作品のことを理解できるようになれればと思います。