文化サロン 第7回(7月7日) モダンアート100年の衝撃「街の中で」感想
今回は、主にポップアートについてのお話でした。
大量生産・大量消費という時代背景により影響を及ぼされた芸術についてのお話でした。
切り抜いた雑誌のページをコラージュしたり、廃棄物や身の回りの物を使ったり、ネオンや照明を用いたりした作品、そして、その時代や作者についての説明がありました。
紹介された作品の中には、ハリウッド映画でよく出てくる大きな看板や、印刷インクの網目まで再現して拡大したイラストなど、芸術作品として認識せずに知っていたものが多くあったので、より一層身近に感じられました。
特に、ポップアートの代表格アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローの写真を用いた版画が紹介されたので、わずかながら嬉しくなりました。これは、誰でも一度は目にしたことがあるものだと思います。
これまで、芸術や美術といえば、それ専用の展示場所や美術館でしか感じることや触れることのできないものだと思っていました。これからは、身の回りにあるものでも、芸術作品ではないだろうかと、疑ってみてみようと思います。今生きている世界、見ている世界がなんだか少し高級なものになった気がしました。