企業を支える「若いビジネ・スパーソン育成講座」第一期
第2回 セールス・パーソンの対話術
〜マーケティング・コンセプトを前提として〜
講座レジュメ
[1]セールス・パーソンのレディネスづくり
セールス・パーソンにとって、クライアントとの対話以前に知っておくべきことが多々あります。その中で、最も重要なのが、自社のミッションであり、企業哲学たるそのスタンスを理解しておく必要があります。そして、現場でクライアントと対峙するセールス・パーソンは、どのように対応すべきかの指標が無くてはなりません。その指標こそがマーケティングによってもたらされる自社のブランドであり、顧客主義の徹底だと考えます。そこで、今回は、まずマーケティングのコンセプトを考え、対話術のためのレディネスづくりから始めたいと思います。
@ セールスとマーケティングについて
マーケティング←真反対→販売(セールス)
↓ ↑
人々が求めているものは何か
自社はクライアントに何を提供すべきか}これを知ること
A 顧客主義について
社員は、会社のために働いているのではなく顧客のために働くという意識、この認識が必要
B 利益の最大化について
マーケティングのポジティブサム理論の実践
以上のマーケティング・マネジメントによって市場を選択し、優れた顧客価値を創造し、伝達し、自社ブランドの提供を通じて顧客を獲得し、維持し、育成するための技術こそが、セールス・パーソンの対話術の基礎の一つになります。
[2]セールス・パーソンの対話術
□相手との対話の方法
@Cushion話法(衝撃を和らげる「ワンクッションおいて話を切りだす」等)
AYes and法
BReason法(理由。道理。理性)
□人間は感情が支配する
@人は知らない人に対して、攻撃的。
A人を知れば知るほど、会えば会うほど、その人を好きになる傾向
B人の人間的な側面を知った時に好意を持つ傾向
□共感ゾーン
□プレゼン能力
□相手の話を聴くスキルが最も大切
セールス・トークよりセールス・リスリング
@相手の情報、ニーズが分かる。
A質問することで共感ゾーンが広がる。
□交渉のサイクルを理解すること
QSCSサイクルについて
Q quality S service C condition S sales person
[3]ゲスト講師との意見交換「太田勝氏(株)ルネックス社長」
次回は10/1 (金)ビジネス・パーソンの問題解決法