今月の執筆者  牧野 勲

私達のクラブ見習工連盟は、平成八年に私を含むメンバー三人で、漫画研究会としてスタートしました。最初は少ない人数でしたが、県外に出ていた友人等や、メンバーの奥さんなど人数も徐々に増え、基本六人での活動という事になりました。

活動内容は「同人誌を作ろう」というものです。まぁ、簡単に言えば、自分達の好きなアニメや漫画、ゲーム等での二次創作ということになります。勿論オリジナルの作品もあるのですが。そういった物で月に一回「みならいもの」という小冊子を作り、作品を発表してまいりました。

しかし、物を作るという事は気力、そして何より時間が必要となってきます。趣味の活動ですから、どうしても仕事やプライベートが忙しくなってくると時間が取れなくなってきます。そして何より、楽しんで作る事が出来なくなっては本末転倒です。そこで小冊子は一年程で作るのを止め、週に一回、B4の用紙一枚程度での作品発表にスタイルを変更しました。一人の担当がB5一ページと軽くなった為に気軽に続けられ、この「みならいもの瓦版」は数百号を数える事となりました。今、昔の瓦版を見返してみると、「この頃はこんなのが仲間内で流行ってたんだなぁ」と懐かしく思い出される事もあります。

その他の活動としては、倉吉市勤労青少年ホームで開催される各種行事のポスターやチケット作り等もやっていました。そういえば、結成したてのころにケーブルテレビの取材を受けた事もありました。メンバーの一人が本屋で「テレビ見ました」と声をかけられたと、驚いていた事もありました。何だかこうやって書いていると、真面目に活動しているように思えてくるのが不思議ですね。

実のところ漫画研究会というのは、私達見習工連盟の活動の一部でしかありません。「自分達のやりたい事をして楽しもう」というのが我々の活動の根本です。仲間内でカラオケやボウリングが流行れば行きまくり、年末年始などには泊り込みで宴会をし、フィギュアを作ってみたり、イベントにディーラー参加してみたり等々。そういえば、映画も撮ってクリスマス会に上映もしましたね。短時間なものでしたが。

そして今は嘘か真か「バンドしようぜ」なんて声が出ています。本気か?

まぁ、何処かで見習工のバンドなんてものを見かけたら、生暖かい目で見てやって下さい。

こんな文章で良いのか甚だ不安ですが、このあたりで筆を置かせていただきたいと思います。